ファインレジン(10%)の溶解方法 |
ラボスケール
メタノール投入(180g)
300cc三角フラスコにメタノール180gを仕込む。
ファインレジン投入(20g)
ファインレジン20gを少量ずつ仕込んだ後、冷却管を取り付ける。
加熱溶解(55~60℃)
55~60℃の湯浴に浸け、ファインレジンを溶解させる。
濾過
溶液をナイロンシャー又は金網等で濾過し、不純物を除去する。
実機スケール
メタノール投入(180kg)
メタノール蒸気が揮発しないよう、冷却管が付いたジャケット付き溶解槽にメタノールを仕込み、攪拌する。
ファインレジン投入(20kg)
攪拌しながら、ファインレジンを少量ずつ投入しメタノールに分散させる。
加熱溶解(55~60℃)
十分にメタノールに分散させた後、溶解槽のジャケットに温水を通水する。
濾過
ナイロンシャー又は金網等で濾過し、不純物を除く。
設備についての注意事項
- 蒸気又は溶液に接触する設備(溶解槽内面、攪拌翼、冷却管、温度計感熱部等)の材質は、『SUS』であることが望ましい。
- 溶解槽底部排出バルブは、できるだけ短管部がないように取り付ける。短管部に未溶解の樹脂が詰まり、溶液の排出が困難となる場合がある。
- 攪拌翼は、溶解槽の底面とあまり間隔がないような高さとする。
- 溶媒にメタノールを使用する場合、攪拌機のモーターやその他の電気機器は高安全性のもの(防爆タイプのものが好ましい)を用いること。